
日本百名山に選ばれている谷川岳。
都内からのアクセスが良く、ロープウェイを使って日帰りでも登れる山として、登山者に人気のある山です。
が、実は、登山をしない方でも楽しめるんですよ。
その一つが、一ノ倉沢道路のハイキング。
片道約1時間、3.3㎞の舗装路を歩くと、この絶景が見れます。


そして、紅葉の時期はこんな感じ

山頂から、一ノ倉沢出合(舗装路と一ノ倉沢が出合うところ)まで約1か月かけて色付きが下りてきます。
2024年は紅葉が始まるのが遅れたからか、一気に下から上まで色付き、より鮮やかな一ノ倉沢を見ることができました。
山頂だけ雪が降り、運が良いと雪と紅葉の組み合わせも見ることができます。

写真が逆光にならない午前中に歩くのがおすすめですが、個人的には早起きをとても頑張って日の出に合わせて行くのが更におすすめです。天気が良いとモルゲンロートが見れますよ。
モルゲンロートとは、ドイツ語で「Morgen(朝)+Rot(赤)」を組み合わせた登山用語。山肌が朝日に赤く染まった状態のことです。

※ツキノワグマが住むエリアです。クマに人間の存在を教えるため、特に早朝や夕方は熊鈴やラジオなどで音を出すなど対策をお願いします。
谷川岳一ノ倉沢は日本三大岩場にも選ばれています。
他の二つは劔岳と穂高岳と、いずれも登山道を長時間歩かないと見に行けませんが、ここ谷川岳一ノ倉沢は誰でも気軽に見に行けます。
約1000メートルの岩壁は圧巻で、わたしは何度見ても「こんなに高かったっけ!?」と新鮮な気持ちで感動してしまいます。そのくらい美しく、迫力があります。
ブナ林に囲まれた舗装路を歩く道中も気持ちよく、風の音や鳥のさえずりを聞きながら歩くのは心が洗われます。
いやーそれでも1時間歩くのはなかなか…。という方も諦めないでくださいね。
ガイド付き電気バスも走っており、ガイドさんの解説を聴きながら約20分バスに揺られて一ノ倉沢まで行くことができます!

谷川岳の自然や歴史のことを聞くと、一ノ倉沢をより深く楽しめること間違いなし。また、バスに乗っているガイドさんに依って解説の内容も個性があって面白いです。
片道の運行なので、行きだけ歩いて、帰りは電気バスに乗る(逆もOK)もできますよ。
ただし、1時間に1本の運行で、混雑時は1時間以上待たないと乗れないこともありますので、時間を持ってお越しくださいね。
発着は谷川岳山岳資料館と一ノ倉沢トイレ横です。
ルートマップや電気バスの時刻表など、詳しくは谷川岳インフォメーションセンターのホームページやSNSをご確認下さい。
なお、一ノ倉沢道路では自然を守るため通年交通規制をしており、一般車両は入ることができません。
また、毎年冬季閉鎖期間があり、その期間中は雪崩や落石の危険性があるため、歩行者も通行不可になります。
冬季閉鎖期間は群馬県のホームページに毎年記載されます。
みなかみ町が誇る絶景スポット、谷川岳一ノ倉沢に何度でも遊びに来てください~!